薬は、必要なものを、必要な時に、必要な量だけ飲むべきです。それ以外は全て無駄無用な薬です。
あなたに必要な薬を見つけることと、不要な薬を排除すること、当院はこの方針で診察して参ります。
以下の四つ以外に、薬を飲む理由はありません。ですから、当院では必要のない薬を処方いたしません。
予防という名のもとに、数多くの無用の薬が処方されている現代の流れに信念を持って逆らいます。
風邪薬や鎮痛剤、安定剤、ビタミン剤、脳の血流改善剤などは、漫然と服用するものではありません。
薬を飲む意味や薬の必要性を十分理解して服用していただきたいと考えています。
頭痛やめまい、ふるえ、やる気のなさ、眠りにくさ、体の痛み、風邪症状、食欲不振などなど。あなたを困らせている症状をとる薬です。この目的の薬は効果が目に見えて現れねばなりません。つまり、効かない薬は飲み続けるべきではないということです。一週間飲んでみて効果がなければ是非教えてください。
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血圧を下げる薬、コレステロールや中性脂肪を抑える薬がこれです。これらは漫然とただ飲み続ければよいわけではありません。なぜなら、高血圧も高脂血症もそれだけでは病気ではないからです。定期的なチェックが必要だからです。薬の効果がない場合や、症状がないのにびっくするするほど数値が下がっていることがあります。
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糖尿病、慢性肝炎、不整脈、痛風、リウマチ、パーキンソン病などが相当します。病気とうまくつき合っていく態度が必要です。 |
脳卒中(脳出血や脳梗塞)、心筋梗塞、狭心症など、再発の可能性が大きい疾患の予防は非常に大切なことです。
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どんな薬にも好ましくない反応が起こりうることをどうぞご理解ください。 できるだけ危険の少ない薬を選んで処方しておりますが、期待される効能以外に不都合が生じる場合があります。 薬を飲み始めてから現れてきた症状ならどんなものであれ、薬の影響を考えねばなりません。 また、薬の飲み方や一回量がわからなくなったら、必ず問い合わせてください。間違えて飲むことは甚だ危険です。 これらの場合には躊躇されることなくすぐおしえてください。 そして、無用の薬を体に入れる(服用する)危険にも思いを巡らせてください。 不要の薬は体に負担を強いるのみと知ってください。 |
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診察時には、必ず全てのお薬及びお薬手帳を持参してください。その確認がないと、姿は違うけれど実は同じ薬を処方される事態が起こり得ます。違う薬のつもりで飲んで、実は必要以上に同じ薬を飲む結果になることがあり、非常に危険です。 |
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